『住宅と絆』は心の作法に基づきます。
使い易いは美しい
家を計画する時の設計3条件
a) 地域気象特性
b) 敷地周辺の環境特性
c) 家族の生活特性
a) b) は調査によってわかります。
c) は個別に異なります。
価値基準
将来への考え
生活習慣
利用人数
家への期待 などなど
これらは書面上だけでは分かりにくいです。
例えば 住まう方にご希望を伺うと「リビングは広く12帖欲しい・・・」との回答が多いです。
設計に必要なのは、住まう方の 心の声です。
どうしてリビング12帖なのか?
以前見たモデルハウスが素敵だったから
現在の住いが6帖なので倍ほしいから
漠然とその位なのか?など
理想の暮らしは もやもやした形で心の奥にある場合が多いのです。だから、住まう方の想いを設計者の 心にしみこませること。設計は、ここからスタートします。
真意に耳を傾け合うとお互いの絆が深まり、設計者の意図も伝わり易くなるようです。
家の設計提案は、見たことも味わったこともない料理、その盛り付けを話し合おうと言っているのと同じです。
お互いが分かり合って『設計』が輝きます。
住まう方々の心の声を伺うこと 価値のある設計を 実現するための作法です。